最終更新: 2019年08月16日

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交差点名案内板「通称:地名板」の謎に迫る

このページでは、地名板について調べたことをつらつらと書き記していきます。すべてのパターンを把握できているわけではありませんが、いずれはすべてを把握したいと思ってます。

1. 地名板の定義とは

まず、地名板というのがそもそも便宜的に付けられた通称です。正式名称は「主要地点(案内標識)」となっています。これは、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令で国土交通省が通達しています。この中の案内標識「主要地点」として、114-Aという番号が付けられています。114-AということはBもあるわけですが、Bは縦型でローマ字がないものなのでここでは割愛します(所謂縦地名板がBに当たる可能性はありますが不明です)。

地名板の寸法まで、明確に基準が決まっています。国土交通省はこの規格にしっかり準拠します。他の市町村は、この規格を元に独自で拡張を加えます。

2. 地名板の寸法とは

上記引用元から寸法に関するものを引っ張ってきたので、それをもとに紹介します。図面はこちら側で作成しましたが非常に汚らしいので何とか頑張って読み取ってください。

まず、114-Aタイプ(以降は普通に地名板と呼ぶ)には2種類の寸法が存在します。文字数の違いによるものですが、前者は4文字が基準、後者は5文字が基準となっています。ようは、文字数の違いによって寸法が変わると言う事です。

しかし、これでは「東京特許許可局正門駐車場丸の内口(西)」などの長ったらしい地名板を作るとなると、相当横長になってしまいます。そこで、「国土交通省」としては「0.8倍までの文字の縮小」を許可しています。つまり、横幅を0.8倍に縮小することにより、少しでも横幅を縮めようとしているのです。

上段は、横幅・縦幅が1:1の、寸法規格に完全に準拠した地名板(8文字)。下段は、横幅を0.8倍にした(0.8:1)9文字の地名板です。明らかに下段の方が横幅が短くなっています。しかし、これでも長くなりますよね。そこで、各市町村や都道府県は、上記の寸法を完全に準拠しました。つまり、文字数がたとえ100文字になろうとも地名板の幅は上記2パターンに統一するというものです。(実際は地名板の名称のつけ方にも規則があるので100文字もできるわけないんですがここでは割愛します)

3. 市町村のやつは見にくいったらありゃしない

ここからは、国土交通省の規格に準拠した地名板を「幅合わせ」、市町村などのものを「幅固定」として話を進めていきます。

市町村は、上記の寸法をそのまま維持しようと試みました。つまり、4文字あるいは5文字幅ですべての文字を入れ込もうと考えたのです。国土交通省はここで制限を設けました。「縮小は自由に行っていいが、どんなに文字数が多くても横:縦=1:3までにしろ」。こうなっては市町村もこれに従うしかありません。しかし、長い交差点名を記したいときもあります。しかし、幅は固定することを確定してしまいました。条約の改正はそう簡単には行えません。交差点名をもう少し短くできないか考えるべきだと思うのに、往生際の悪い(失礼!)市町村は、ついにすべてを満たす方法をあみ出したのです。

1:3守れば縮小は自由だろ。

長い交差点名に対して、文字自体を縮小して無理やりにでも詰め込むことで強引に解決しました。しかし、本来案内標識は「一目で見てドライバーが内容を把握できるようにする」もの。これでは一瞬で視認できる方がスゴイです。これを頼りに来た人もいるわけでして。

試しに、通常の大きさのものと比べてみましょう。明らかに上段の方が小さく感じませんか? さらに強引なことに、字間も詰め詰めとなっています。規格に収まればいい感が非常に強いものとなっていますね。

ちなみに、僕が確認した中で一番文字数が多い交差点名は福岡県の「嘉穂町生涯学習センター夢サイトかほ入口」と怒涛の19文字ですが、これはもう独自仕様となっており、ローマ字がない分フルに使用されています。

この仕様を生かしたまま長い交差点名だと、これまた福岡県に「雁ノ巣レクリエーションセンター前」(16文字)、群馬県に「群馬県社会福祉総合センター前」(14文字)、神奈川県に「湘南ライフタウンバス発着場前」(上記画像)などがあげられます。とくに群馬のものは字が小さすぎます。

4. 実際に再現してみたい

ここまで寸法がはっきりしているならば、再現してみたくなってしまいます(え、僕だけ?)。ということで、まずは寸法通りに再現してみました。こちらをどうぞ。

いや、そうなんだけどなんか違う。

角丸の部分もすべてきっちり再現したつもりだったんですが、なんか違います。ここまで来ると趣味の類ですが、ここでは一つ、市町村のように独自要素を実装してみましょう。それがこちら。

埼玉県ぽくしようとしてみました。埼玉にかぎらず、北関東では主に左上に市町村名が書かれることが多いです。

とまあ、再現し始めたらきりがないわけですが、現在他にも再現したい方がいることを信じて、「地名板ジェネレーター」なるものを製作中です…が、難航しています。いずれ出来たらどっかでお知らせしますので期待しないでお待ちください。

5. 特色ある地名板の紹介

ここでは、各市町村などで特色ある設置をしている場所の地名板を紹介します。交差点限定仕様などは都道府県のページで記すこととします。また、情報のみ把握しているところは画像載せていません。最後にまとめて記しておきました。

5-1: 北関東型

設置自治体:埼玉県、埼玉県・栃木県・群馬県・茨城県の市町村

左上に自治体名が書いてある地名板です。合併などで自治体が変わった場合はシールで上乗せされることが多いです。埼玉県は国土交通省の設置でも自治体名を記すことが多いです。

5-2: 山梨型

設置自治体:山梨県・各都道府県の一部美装化地域

地名板の色が茶色ベースの白字タイプとなっていて、かつ角丸となっている珍しい仕様です。文字数上限を決めたうえでの幅合わせを行っているそうで、6文字以上は幅詰めが始まるようです。

5-3: 新潟型

設置自治体:新潟県(国道のみ確認)

現在画像はありませんが、国道番号とともに併記された地名板を見かけます。幅固定タイプのようです。

最近のお知らせ

神奈川県に、ついに信号電材製の四角制限が設置されました。泣きたくなります。(2019.3.5)

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